葦が飼ってる微生物って...

投稿日:2018年10月12日 更新日:

よくない知らないってこと沢山のありますよね!

例えば「細胞内微生物の栄養化」と呼ばれている現象をご存知ですか? その事を簡単に言えば、河川や湖沼の水辺に生えているにアシ(よし)等々の植物は「根の細胞内で微生物を[飼育]してその栄養成分を吸収している」というわけでですが、米国ラトガース大学の研究グループが『マイクロオーガニスムス』微生物学誌(9月17日付)にその実験結果(詳しい仕組み)を発表しています。

その報告で、普段は土中に住む細菌や真菌などのいわゆる微生物をアシが飼育しているとはどういうことなのかがよくわかります。「アシは根から糖分やタンパク質、ビタミンを土の中に分泌し、それを栄養分にして真菌や細菌は成長しアシの根の先端で激しく分裂を繰り返して細胞内に入り込んだ細菌や真菌に活性酸素を浴びせる事を突き止めたのです。「活性酸素で破壊させた微生物の栄養分をうまく取り込み、生き残った微生物(真菌や細菌)をさいど土中に放出し、同じことを繰り返します。」さらにアシの根から栄養分をもらった真菌や細菌は他の植物が成長するのを妨げる働きも獲得しているといいますから不思議です。この研究が進めば、特定の植物を選んで肥料や農薬無しで育てられる可能性があると研究グループはみているようですが、さて食用農業に応用出来るでしょうか?。今後の報告を待ちたいと思います。

アシは悪しにつながるので[よし(𠮷)]と呼ばれるようになったとか !

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