予想の1.5倍以上、急速に森林減少!

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東南アジアの森林の減少が「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が推測した数値より早い広がり(1.5倍以上)だといいます。

これはプリンストン大学(アメリカ)の研究グループの発表(科学誌『ネイチャー・ジオサイエンス』7月2日付)ですが、研究は、人工衛星を使ってデータを収集、タイやベトナムやマレーシヤ、インドネシア等の東南アジア諸国の地域の森林の変化を調べたもので、2000年から2014年にかけ東南アジア全域では2930万haの森林がほとんど農地に転化されているというのです。この地域の農地開発面積が2700万haと云いますからほぼ匹敵する数字です。このうち標高300m以上の高原は820万haを占めています。これまでもは熱帯雨林(低地)がゴム(車のタイヤ用)やヤシの栽培地として切り開かれ、大気中の二酸化炭素の吸収が少なくなると地球温暖化を危惧する団体等が問題視してきました。

プリンストン大学のエリック・ウッド教授の指摘を待つまでもなく「高原の森林は隣接する低地のための水源」であり「炭素を吸収する重要な場」なのです。

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