プラスチックといえば、「石油化学製品」と相場は決まっていました。ところが「優れたバイオプラスチックができました!」とアメリカ化学会誌(7月14日付け)に発表したのはスペインのカタルーニャ化学研究所の研究チームです。これまでもポリカーボネートは、透明で耐衝撃性・耐熱性の優れていることから広範囲に使われています、しかし原料にビスフェノールA「内分泌攪乱化学物質(いわゆる環境ホルモン)」が含まれることから、製品から溶け出せば「人体への健康被害や生態系への影響」など問題視されています(実際に溶け出したことも報告されています)。
研究チームによりますと「柑橘系の皮に含まれるリモネンと二酸化炭素が原料でポリカーボネートが出来上った」これまでもバイオプラスチックの生成は実験を重ねられてきましたが「これほど耐熱性が高いものが出来て驚いた」と報告されています。
国産(京都宇治)レモン