環境省がレッドリスト(絶滅危惧の恐れのある野生生物)の改訂版を発表(5月22日)しました。41種の追加があり、計3675種となっています。急激に変わる自然環境の中、必死に適合しようとしても彼らにも限界がある、というより人間の生活による「環境破壊のペース」がはるかにそれを上回っているのかもしれません。例えば「ドジョウ」は水田を中心にした生息圏で生活しています。日本国中の稲作(水田)が無くなることはまずないでしょうが『準絶滅危惧』に分類されてしまっています。つまりこれ以上状況が悪化すれば『絶滅危惧種入り』が近いということです。農地や田畑では効率的な収穫に害虫駆除が欠かせません。駆除の方法はいくつかありますが「殺虫剤の散布」を選択することが多々あります。人里近くで生息する動物たちは餌があるから生息圏として確立してきていたはずです。薬剤の散布は害虫も益虫も退治してします。佐渡島(新潟県)の固有種「サドガエル」は生息する湿地の環境悪化で今まで『Ⅱ類』だったのが『ⅠB類』(絶滅の危険度が2番目高い)に変更されています。そういえば庭でチュンチュンよく啼いてたスズメも少なくなったような気がしませんか?
我がでは鶏と餌を取り合っています。